三国志のドラマで「囚われた心」を学ぶ

2011/09/14

三国志との出会いは、中学生時代に横山光輝さんの漫画三国志でした。
なんて面白いストーリーか、と。

高校になり、吉川英治さんの三国志を少ない小遣いから買っては読み、しばらく満足していましたが、大人になりふとまた読みたくなった横山光輝さんの漫画を一気に読み切り、やはり三国志は良いなぁという流れでいた所に、近所のゲオで大河ドラマ版の三国志と出会ってしまい…(笑)

見てみるとこれが、イイ!
学びあり、涙あり、鳥肌ありなのでした。

今の時代は色々な人が中国に対して色々な感情を論じていますが、三国志が史実でも文学であっても非常に学びの多いのは事実。組織の中において中堅以上のビジネスマンなら感じることは多い事でしょう。

映像として見れば確かにCGの作りが若干適当?なところもあります(曹洪と徐庶の戦い八卦の陣の走馬が重なってしまうところなど(汗))。でもそれはそれ、三国志はそもそも演義として学び楽しむもの。著名なストーリーをショービズに載せた勇気に些細な事をいっては興ざめも良いところです。

それはそうと三国志は、とにかく心理戦の雨あられです。
人を信じては裏切られ、裏切られてはバランサーによって利害関係を保ち復縁する…
あの人にはこう言えば人はこう解釈してこう動こうとするものだ…だから2手も3手も前に布石を打つ…
戦闘に関しても人を知らずして戦う事はできないと言う事がみっちり表現されています。
こういった心理戦って実社会でもビジネスに於いても少なからずありますよね。
だから勉強になるのかもしれません。
(あくどく駆け引きをするのではなく、お互いに良い気持ちでいられるよう活用すべきと思いますが)

どの英雄も譲れないものを芯として持ちながら目標へ向けて進んでゆきます。
時に苦渋の決断をしながらもこういう芯を持つ事がいかに大切で、魅力もあふれることか

かくありたいものです。

そして何よりも上手く描写されているのが、
そこで活躍する武将も文官もすべての人が、
昔からある策略も兵法書の知識の上に乗っているのだという事実です。
劇中あちこちで昔の考えや教えを引き合いに出すことによって一層際立って見えます。
こういったことによって確かにドラマティックに進むのですが、「もし型にはまらずこう考えていたらどうなんだろうか」と思うことも多かったです。
それを少しだけ崩し現実的な所で多くの成功に繋げたのが、かの有名な諸葛亮孔明という人なのでしょう。

そうして思うのです、僕は何に囚われているんだろうかと。
囚われるから、結局はみな同じお皿の上で転がってしまうのではないだろうかと。

いずれにせよ今から1800年以上昔の中国史に現れる(200年代前半)「三国志」、やはり面白い。

ちなみに、曹操の役者の陳建斌(チェン・ジェンビン)さんの顔が忘れられん…(笑)。
特にあの鼻と、自信があるもの言いをする直前の「ハッ」という声が..
そして対して腰は低く、他人とあまり視線を合わせない?劉備役の于和偉(ユー・ホーウェイ)さんの演技も素晴らしい。
そして馬の転ぶシーンの痛いたさ…日本史に於いても馬の多くは惨い死に方をしたんだろう…(泣)
などなど、思いながらもこれも中国のコンテンツ政策なのか!?!?と改めて感心した次第。

ま、お家芸である極端なアクション・リアクションはさすが…
背中を槍で刺されていきなり口から血は噴かんと思うし…
歩兵が吹っ飛ぶところも、どんだけの腕力だよと過大演出を思う…
でも引き込まれてしまうんですよね(笑)

多分もっとリアル戦闘を追求したらもっと引き込まれただろうなぁ。
ただ「張飛のかわいらしさ」が見えたドラマなので良しとしましょう。
加えて日中の関係もよりよくなればアジア一帯も太平なのですが。

中学生の函館への修学旅行で関羽Tシャツを買ったのを思い出した…
あんまり景気よくなかったけど、昔から三国志好きだったなぁと。

ともかく(笑)何事も自らの学びとしたいものです。

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