サービサイジングについておさらい

2009/06/25

サービサイジングという考え方が生み出す新たなビジネススキームとはさて、最近サービサイジングのビジネスモデルについて質問を受けることが数回あったので、サービサイジングについて簡単におさらい解説をしましょう。

簡単に解説するとサービサイジング(Servicizing)とは、極力モノを生み出さず皆で使う、最終的に捨てるようなものはそもそも作らないといった考え方に基づいて、本来そのモノがもっている機能やサービスを提供することを指します。これは当然モノを提供せずに機能を提供することでエコに寄与するという考え方にもつながります。
サービサイジングでは基本的にモノは売らない、もしくは売る数量を減らしていきます。

たとえば、あなたが車を売っているとします。
車は金属やガラスなど生産から再利用に至るまでコストのかかるモノですよね。
そこを、車は「人を運ぶ機能」をもつものと捉えれば(ここではプライベート空間の所有という概念は除いて考えます)サービサイジングへ向かい始めます。人さえ運べるならわざわざみんなで4人乗りの車を1人しか乗らないような場所だけ取るような所有物を持たなくてもいいってことなら、1台の車をみなで共有すればいいじゃない。

なら、車を売るのはやめて、カーシェアリングサービスを始めよう!環境にも優しい上に、車の販売よりも車を使う利用者のためのメンテナンスなどで安定収益を確保しやすいスキームを作ることができるようになります。

他にも、一般消費者向けに化粧品を単品売りばかりしていた化粧品メーカーが「これは綺麗になるための道具としての機能をもっている」と捉えることで、美容院やエステ、専門学校などを相手にした量り売り商売に加え、美容アドバイス・お肌ケアのプロフェッショナルだけが知っている知識とコンサルを無償提供するビジネスに切り替えることで業績が大きく向上したという事例もあります。

モノ売りは時に、流行や時代の流れによって厳しい局面に追いやられることの多い商売です。
そこを補完する上でも、モノの持つ機能を提供するという姿勢を持っていなければ時代の流れに取り残されてしまうことになりかねません。これは付加価値で売るということとはまったく違う考え方になります。

今のあなたの商売は何を売っていますか?

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