SEOという世界を眺めて感じる検索の未来

2011/03/11

SEOという名称が、ビジネスを行う人の間で一般的になってきたように感じます。
SEOとは検索エンジンの検索結果の1ページ目に目的のウェブサイトを上げる為の様々な施策の総称です。

世界的に圧倒的なシェアを持つGoogle、アメリカや台湾など一部の国でGoogleと戦っているYahoo、それ以外にも様々な国に特徴的な検索エンジンが存在します。

その中にあって、とても特徴的な検索エンジンであり、かつ自国内シェアを圧倒しているのがお隣韓国の「Naver(ネイバー)」です。実はこのNaverはSEOが効果的ではない検索エンジンの一つです。

一般的な検索エンジンとは、検索エンジンごとに異なるアルゴリズム(中立的な順位付けルール)によって様々なウェブサイトが掲載されます。そしてその表示方法は、画面の大半を検索結果の表示エリアと、上・右などに広告エリアを持つというシンプルなものです。

ところが、Naverの検索エンジンは、あらゆるサービスに手を広げているNaverグループのサービスを使ってもらう為の検索エンジンであるため表示方法がちょっと独特です。

例えば、iPhoneと検索すると、ウェブサイトがザァ~っと表示されるわけではなく、
上から下まで検索した条件ごとに数個ずつ紹介される形で表示されます。
「統合検索」とよばれていて、表示イメージは上から順に下のようになります。

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「ウェブ」…appleのサイト、ソフトバンクのサイトが数個表示(Googleなどでいう検索結果)
「まとめ」…iPhone関連の情報をまとめたサイトが数個表示
「ホットリンク」…過去twitterやはてななどで多く取り上げられたサイトが数個表示
「ブログ」…トラフィックが多かったブログが数個表示
「Q&A」…Naver サービス内で最も支持があったQ&Aを数個表示
「ニュース」…近い時間でリリースされたニュースを数個表示
「リアルタイム」…twitterなどで今流れているものを数個表示
「画像」…独自の画像検索結果を数個表示
「動画」…YouTubeなどの動画を数個表示
「英語辞書」…Naver英語辞書で翻訳した内容を表示

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このなかで、Naverウェブが一般的な検索エンジンの検索結果画面になるのですが、
Naverウェブの結果画面ですが、スポンサーリンクが上や右に分かれている訳ではなく通常の検索順位の上位にただ並んで表示されるため、
1ページ目に行くのは難しい為、広告枠を買った方が早いのです。
要するにSEOの有意義ではない側面を徹底的に排除しようとした形とも見て取れます。

ここまで説明するとお分かりかと思いますが、
Naverの検索ビジネスはあくまでも自社サービスの媒体力強化の一環なのです。
今回はNaverを例にだしましたが、検索は企業の目指すビジネスモデルの現時点での集大成に見えてきます。

そして、
GoogleはPPC広告(検索結果に表示される、検索結果と関連のある広告)がビジネスです。
ちなみにYahoo Japanの検索ビジネスもGoogleと似てPPC広告なのですが、今はGoogleのエンジンを使っています。自社サービスに誘導するのもほどほどに、Googleとは違った中立(独自アルゴリズム)を目指した為に使う側からの支持を得られない部分があったのかもしれません。

「さがす」
「聞く」

というのは人間と情報の心地よい接点です。
僕は今、数ある検索エンジンが「あー、これ懐かしい」と言われる時代は必ず来ると考えていますし、
次の時代に受け入れられる“未知の情報との触れかた”の形に予測も立ちます。

未来へ向け“人間のインターフェース”のフル活用へと向かってゆく流れの中で、
MaterialToneは次世代の為に今後も活動してまいります!

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