三上は今日本人が持つべき考え方

2009/10/22

欧陽修三上(さんじょう)という言葉があります。

馬上・枕上・厠上

三上とは、作文三上ともいわれ、古文復興運動を強く推進したことで知られる唐宋八大家の一人である欧陽修の言葉です。

つまり、ものを考え学ぶにあたり、馬の上にいるとき、寝る間際枕に頭を据えているとき、厠(かわや)に入っているとき、この三つの時間がもっとも良いものが生まれるという意味の言葉です。返せば、この時間を無駄にすべきではないということです。

これを現代に置き換えてみると、電車やタクシーで移動している間でもその時間を無駄にせず、自宅に帰ってからもただ生むものなく時間を費やさず、生理・欲求の合間にも細切れな時間を有効につかうべきだということになります。

以前のエントリー「家族中心?会社中心?どちらが正義?」でも僕は残業否定の立場をとりましたが、この三上という考えに基づく時間感覚とセルフマネジメントの力を培うことでデットラインを意識した生産能力の高い仕事や事業、創造ができるのです。

先進国の中で、1時間当たりの生産能力がもっとも低い国日本。

これはすべて、時間感覚(時間は有限なものだという意識)が足りないことも大きな原因の一つです。
残業も含めて1日という感覚は問題です。
時間さえあれば誰だって大学を卒業できるのと同じです。
3年間で卒業するのか、10年間もかけて卒業するのか。

8時間という就業時間中に信じられないほどの生産効率を上げるためには何をすべきか。
もしくは何をすればこの8時間を他の人よりも高い成果を獲得することができるか。
世界の中心が中国に移り変わろうとしている今、
先進国の中の中堅国としての地位において我々の強さをどこに見出すか。
日本国民皆に問われているのです。

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