ネットビジネス考察【下】ペニーオークションの長所と短所

2011/01/20

さて、前回のグルーポンに続いて今回はペニーオークションについて考察を入れてみたいと思います。

ペニーオークションとは、入札一回ごとに小額の費用をとる事で、オークションが盛り上がれば盛り上がる程運営者も儲かり、消費者からしても場合によっては安く入手できるというものです。

しかし、入札してくるユーザーの信用保障が無い為、機械的に値段のつり上げをしている、さくらがいる、といったうわさが絶えず、規制を求める声もふえています。

さて、一体どのようなものなのでしょうか。

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【ペニーオークションの長所と短所】
消費者からみたペニーオークションの仕組みの長所は、入札者同士で高度な駆け引きが可能になる事です。これによって、通常のオークションに比べ目的の落札価格で落札させやすくなるとも言えます。

ただしギャンブル性が高く、高度な駆け引きが出来ないと落札が極めて難しいなどの難点もあります。

また、最近の数多くのリーク情報には隠された欠点が浮き彫りになっています。それは全入札者の信頼性をチェックしない選択肢もとれるため、これを使った詐欺行為が横行しています。

・いつまでたっても落札できない。
・商品価格が5万円相当のものにも関わらず落札金額が10万円を超えているといった、通常では考えられない落札がある。
・低価格で落札された商品の落札者情報を調べるとほとんど予算無尽蔵なユーザー(ロボット?関係者?)がやっているように感じてしまうもの。
・間違って?小額で落札出来ても取り消されるといった事故が発生している。
・国民生活センターによる利用注意のおふれ。
・自分達のサービスでしか使えない通貨を安く出品していたり(落札回数稼ぎ?)する。

といったように、怪しむべき要素が非常に多く散見されるサービスが多いため、疑惑が晴れにくいといわれます。火のないところには煙はたたず。あくまでもゲームセンター的に娯楽としてみれば楽しいかもしれませんが、現状では、その商品がどうしても欲しい場合は違った入手方法を選択肢に入れるべきです。

よく芸能人やタレントが、ゲットできた!的な記事を書いていますが、ちょっぴり心配になりますね…。イメージやブランドを考えた時、はたして適切な手段なんだろうかと…。

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では仕掛ける企業(サービス業者)からみた長所はなにかというと。。。ひとえに「ボロい(稼ぎやすい)」商売と言えます。
通常オークションでは比較的多い入札回数の後あるユーザーが落札します。ペニーオークションは入札1件につき数十円の手数料を取るモデルであるため、この入札回数分だけ毎回利益となります。これは凄まじいことで、言ってしまえば、ある問題を解決したいがために検索エンジンを使うと検索のたびにお金がかかる~といったニュアンスが近いかもしれません。

逆に言えば、入札回数を増やす事が収益のキモとなるため、オークションが盛り上がり易いような商品が使われるわけです。テレビやデジカメ、iPadなどの流行品などが好んで登場させられるのはこういった理由です。

ヤフーオークションなどもそうですが、値段を釣り上げようとする事を防ぐために、入札者認証の部分にかなりのリソースを使っている訳です。ところが、ペニーオークションの多くはそうではありません。つまりこの認証の甘さ・匿名性を悪く使おうと思えば使える仕組みになってしまっているのです。

これが「ボロい」理由であり、規制推進派の主張部分の一つでもあります。

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ホームページ作成依頼マッチングサイトなどの作成依頼リストなどを観ていると、ペニーオークションシステム依頼なんていうものがよく目につきます。企業だけではなく、幅広く参入を目指していることからも、今後ますます多様化してくることが考えられます。

ペニーオークション自体にはいずれ規制が入る事でしょうが、よりユーザーが公平にオークションを楽しめるようなサービスに変革をしてゆく事が生き残りの為のものとも言えるでしょう。もっとも、ヒットアンドアウェイ型(儲けてさっさと撤退)を取っている所も結構あるでしょうから、消費者も賢くならなければなりませんね。

個人的には消費者と生産者が直接的に関わるワンツーワンマーケティングを追求したほうがもっと面白いビジネスモデルが出来あがるのになぁと考えたり…

くれぐれも人にうしろ指刺されるような事はしないようにしたいものですね。

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