Steve jobs亡くなる。デザイナーとして何度生活を救ってもらったことか…涙

2011/10/06

昨日Apple社、Macブランド、などを見事成長させてきた稀代のリーダーである、Steve jobs(スティーブジョブス)がすい臓ガンで亡くなった。享年56歳。

いろいろなサイトやメディアをのぞくと「泣いた!」とか「言葉が出ない」という人の声が津波のように押してきて強烈でした…。僕はもっと冷静でいないと、そう思ってもやはり涙が出るようなでないような、何かが詰まったような感じがとまりません。

悲しい。

Macとの出会いは、大学時代Appleの代理店で働くバイク好きの先輩にデザインを頼まれてからでした。それまでは紙だったり、絵の具だったり、カッティングシートだったり、スチレンボードだったりをリアルに加工したり加えたり、立体になりうるあらゆる素材を組み合わせたり削ったりしながら色々な表現技法を培っていた時代でした。

当然ながら時間やアイデアはあるが、金がない。
これらの資産を秤にかけながら、バイクカスタムにはまっていた当時、自分用のエンブレムを作りたくて色々なデザインを手書きしてシールを複数重ね、立体感や耐久性とバイク全体のバランスから見たそれの立ち位置を落とし込むことに全精力を注いでいました。

たまたまそれを見ていた先輩にAppleで出来ることを教えてもらって、Photoshop4でなにかロゴ作ってよといわれたのがAppleとであった最初だったと思います。

インターフェースの美しさ、考えつくされた使い勝手、機械なのに当時の機械らしくない動き。初めての体験に体の芯がギザギザに震えるほど驚き、同時にパソコン買うならMacしかない!そう思ったのでした。

それからはどの時代もMacばかり。大学の講義や(無駄な)レポート作成の為にWindowsNTや95を使いながらも、家に帰ると先輩(の会社)に借りたPerforma 5440を使い倒し、ついにPower Macintosh G3 (Blue & White)を買えた時はこれで人生勝ってやる!というほどの若かりし情熱の嵐でした。その後も情熱はとまらず、デスクトップはPower Mac G4になり、G5になり、ラップトップはPowerBook G3、iBook、MacBook PRO、そして今思えば超巨大な初代iPodからiPhone、iPadまで…。本当にお世話になりました。

今でこそOSXとWindows7を共存させて仕事ができているものの、
初めてWindowsを受け入れるにはとても時間がかかりました。
これはSteveの言葉を借りればうまく表現できます。

“… Windows just copied the Mac, …”

僕がWindowsを見ると、残念ながら「これはMacの古いバージョンでとっくに出来てるんだよなぁ…遅っそ、しかも使いにく!」と思うことがとても多かった。
僕には、挑戦を続ける先駆者を嫌い、無難に後を追いかけてくる人を好きになる事は容易なことではなかったんですね、きっと。

デザイナーやミュージシャンといったクリエイターや医者、学者といった未知への挑戦が仕事である人達にMacが強く支持されてきたのは、こういった考えに裏付けられたテクノロジーの活用方法がSteveの生み出すプロダクトにうまく溶け込んでいたからでしょう。

芸術創作、デザイン一辺倒の時代から、インターネット業界、そして世界への挑戦をすべきだという考えに至ることが出来たのも先見的なAppleのプロジェクト実行力に魅力を感じ続けて憧れ続けていたからに他なりません。

そして、今でも僕にとって大切な言葉もSteve Jobsの口から出てはじめて知ったものでした。
へこんだときに垂れた稲穂を引き上げてくれる風のような言葉です。
MacもWindowsも、壁紙を作ってはいつもこの言葉を載せていました。
ある意味すごく人生の本質に近いナイフのような言葉です。

ありがとう Steve。
さよなら。
いつか映画化されることを祈っています。
そして、Apple、これからもちょうどいい未来を見逃さずがんばってください。

stay hungry, stay foolish
一生忘れません。

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