国内車メーカーのサイトがむごい件

記事カテゴリー: インターネット関連

なぜに効果的な訴求をしないのか?今日は、若干辛口なエントリーおば。

WEB業界に携わってかれこれ10年以上。最初はインターネットを使うことから始まり、便利に使うことを考え始め、今度は便利に使われることを考えはじめ、今は、成果を出すウェブサイトを考えているのですが…

世の中のWEBサイトに対する考え方が今から5、6年前のものであり、今の消費者にとって不要な体験を強要しているように思えます。
どの業界にも言えることですが、特に担当者のWEB体験が短いほどITバブルの時代の考えが未だに残っていたりします。そこを説得するのは、まず時代の流れを昔から今に至るまで、数字と根拠をもって長々と説得することから始めねばならず、実際問題非常に難しく、なかなか大変だという悩みも同居します。

とはいえ、カッコイイ基準を守るべきか、受注を受け付けられる基準を受け入れるべきか。
ここの線引きが最終的にとっぱらわれてしまって、見た目重視で大金をつかっている。
そして最近、大きな溜息を引き出されてしまったのは、車メーカーのサイト達です。
国内主要なメーカーに共通するのは以下です。

・無駄で抽象的で埋め尽くされたコンテンツ
・意味不明な言葉、単語
・複雑すぎる導線

言い始めればキリがないですが、これを必至で制作しているWEB制作企業は長続きしないだろうなぁと思います。ビジネスと捉えて下流すぎるということもあるのかもしれませんが、そもそもWEB=TVのようなマスメディアと捉えている風では、消費者は行動を起こしません。コンバージョンをたたきだせないコンテンツって、コンバージョンをただきだせるコンテンツが出てきたらどうするのでしょう?

さて。

新車両のスペシャルページに行くと、おそらく撮影だけで1000万以上はかけたであろう素敵なイメージ写真。不要とまでは言いませんが、これで自分が乗るシーンを連想できる人はとても豊かな人生でしょう。

数秒は長々とした“コンセプト”を読まされます。おそらくライター人件費・日10万ほどで2~3週間かけて立派に練り上げたのでしょう。読む人の心に響いて、買おう!となったのなら非常に優秀なライターさんです。この先も仕事をつづけた方がいいでしょう。ただ、素敵なコンセプトに酔っ払って車を買う人はいない事は確かです。

そして車内のエクステリアを見てみようとすると、ふわふわ浮かぶ箱だったり丸だったりする物体が。早く中をちゃちゃっと見てみたいのに。しかもどこをどう押したら目的の情報へ進めるのか、どこをどう押したらちょっと前の画面に戻れるのか?
ちなみに家でも仕事でも移動時間中でもWEB中毒な僕でも若干遷移把握に時間がかかります。

そして、最後はバーンと「この車いいでしょう!買いたくなってきたでしょう!」という詳細みっちりの情報ページ。雰囲気づくりはWEBではなくもっと得意な媒体があるのになぁと。

プロジェクトのアイディアと、デザインだけのアイディアは全く別物であるべきです。
そして僕は言いたい。

「そのサイト、カッコ良ければ車売れますか?」と。


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